≪2023年≫完全ワイヤレスイヤホンfinal「ZE3000」レビュー

生活

2021年12月にfinalから発売した完全ワイヤレスイヤホンのZE3000。私が購入したのは22年2月。1年以上使用してでの使用感などお話していきたいと思います。

ささ茶

気に入りすぎて妻にもプレゼントしました!

よかった点と決めて

まずは、最初に購入の決め手になったこと。1年間使用しての感想を述べていきたいと思います。

  • 価格1万台とは思えない音響
  • 自動ペアリング
  • USBType-C対応
  • 「片耳」モード搭載
  • 形状がおしゃれ
  • 雨などでも問題ない防水機能

完全ワイヤレスイヤホン自体はいくつか試していました。高価なものは音質はもちろん良いのは当たり前で家電量販店などで聞き比べしなどしていても素人ながらわかる程度には違います。
安いものをネットなどで買って使用もしてみましたがやはり有線やヘッドフォンを使っていると劣っているなと。
音質以外でほしかった機能が自動ペアリングとtype-C対応。以前使用していたイヤホンが対応していないもので少し手間だったのでこの条件をもとに他も探していたのですがなかなかなく・・・・
手ごろな値段でよいものはないかなと探していた時に見つけたのがfinalのZE3000でした。まだその時は発売したばかりでなかなかレビューなどがなくすごく迷いましたが2022年2月に思い切って購入!

ここから詳しくレビューしていきます!

1万円台では音質についてはコスパ最強では⁉

自分はそこまで多くのイヤホンなどを聞き比べなどもしていないですし、ガジェットについて多くの知見は持っていませんが、それでも今まで試してきたワイヤレスイヤホンやヘッドフォンなどと比べても当初とても感動しました。

他の音に埋もれて聴こえにくかった一音一音の細かな部分を明瞭に聴き分けることが可能です。さらには、残響音が減衰していく過程を最後まで聴きとれることで、音楽の音空間の広さまでもしっかりと感じられるようになっています。また、遠くなってしまいがちなボーカルをアーティストが意図したバランスで再生します。ドラムのキックや、ベースラインといった低域再生においても、低音の中に細かな強弱の表情を感じられる質の高さを実現しています。

final ZE3000 公式HPより抜粋

とがった印象はなく、かといって劣っているわけでもない。全体的に高水準でこなしている印象。中音域が強めではあるがそれでも高音低音が悪いわけではなくバランスよくまとまっているといった印象。
これが1万台で聞こえるのであれば文句なしかと。

初めてワイヤレスイヤホンを試したいと思う人にはまずはこれを試していただきたいと思います。

また、ワイヤレスイヤホンの特徴としてケーブルなどがため触れたときにでるタッチノイズがないのも良い点。

音質全振りなので、他社などであるノイキャンや外音取り込み、専用アプリはないです。

上記で注意点を書きましたがノイキャンや外音取り込みなどの機能は搭載していません。これを聞いて残念がる方や懸念する方もいるかもしれませんが、実際に使用してみて遮音性が高いためノイキャンは必要ないと感じます。
また外音取り込みについても「片耳モード」があるため必要であれば片耳のみでも使用できます。

公式HPでは拘りの音質実現に際し搭載した機構について説明があります。
「f-Core for Wireless」と「f-LINK ダンピング機構」
ようは、防水で密閉にしなければならず低音が強くなるがそれを解消し音質あげたのが「f-Core for Wireless」。
音楽の歪みを軽減するためにイヤホンの形状などを最適化したのが「f-LINK ダンピング機構」。
難しいことが多く書いてありますがあまり詳しく理解はできませんが上記のような認識です。

オートペアリングと片耳モード

高価なものでは当たり前に搭載されている機能ですが、もちろんZE3000にも搭載。
オートペアリングは蓋をあければ自動ペアリングし蓋を閉じれば自動で電源OFFに。電源の落とし忘れがないのがよいですね!

「片耳モード」片方のイヤホンをケースにしまうだけで自動的に片耳モードになりステレオ再生からノモラル再生に切り替わります。
もちろん、片方のイヤホンのみしまって蓋をしめても再生は止まりませんのでご心配なく。

幾何学的なオシャレな形状にも意味がある

オシャレな形状

装着感について気になる方も多いと思います。今まであまり見たことがないような形状をしていますが実際に付けてみると違和感なくつけることができます。
最初だけ少し微調整が必要かと思いますが一度フィットするとそれ以降は問題ないかと。

ZE3000では、これまでの有線イヤホンで確立したIEMの最適解である筐体設計をベースに、より優れた装着感を実現しています。イヤホンの装着感が優れているか否かは、圧迫感がいかに少ないかで決まります。人間工学を謳い有機的な形状を選択するなど、シリコンの反発力で保持する方法は一見正しく見えますが、常に耳に力がかかることとなり、気付かない内に耳へ負担を掛け、疲労が蓄積します。有機的で大きな面で耳に接する形状に比べ、接触面積を限定する形状により、圧迫感の無い装着感を目指しました。ZE3000の筐体は3点で保持することにより安定した装着感となります。下の図のピンク色の部分(耳のポケット)のいずれか1点と、緑色の部分(イヤーピース)の1点、青色の部分(耳珠)の1点の合計3点となります。そのため、多くの方の耳に適合します。接する点全てに圧迫感が無ければ、これほどイヤホンの装着は快適なのかと感じていただける、まるで自分だけのためにカスタマイズしたイヤホンであるかのような優れた装着感となっています。

final ZE3000 公式HPより抜粋

イヤーピースも5つのサイズが付属しているため最初はどのピースがよいか試しながら聞いてみましょう。
イヤーピースも密着感で低音の聞こえ方が違うので好みの音質を探してみてもよいかと。

本体サイズもとてもコンパクトで男性でもポケットにいれても気にならないサイズです。

タッチ操作について

タッチセンサーが付いているのは画像にある会社ロゴの左側の三角形部分です。結構せまいので少し慣れが必要かと。

ささ茶

ただ、形状せいか少し本体から取り出しにくいです。

バッテリー関係

イヤホン単体で7時間ほど。本体の充電込みで35時間ほどです。

これくらいの稼働時間だと特に不満点はないです。日常の使用ではほぼ気にならないですね。

充電は2時間でフル充電です。

ちなみに、イヤホンの充電が少なくなると通知音がなり、本体も充電が少なくなるとセンサーの色が変わってきます。

防水性能

IPX4の生活防水は完備。
このあたりは最近では当たり前の装備になっていますね。

finalというメーカーについて

創業は2007年。当初は米国の大手企業の子会社でしたが、2014年の年末に独立。2015年1月に川崎市へ移転。
現在はオーディオを主軸として、基礎研究開発・商品企画・デザイン・設計・ 製造・販売まで全てのプロセスを自社でも行なっています。

国産メーカーで信頼できるところもよいところ。

ZE3000はの総評

・1万円台で高品質の音質がほしい
・自動ペアリングがほしい
・国産の信頼できるメーカーがいい
・バッテリー持ちがいい
・他の人の差別化したい

ZE2000について

昨年に実は2022年7月にZE2000が発売しました。
性能の違いはそこまでなく、音質が若干違うがこれは好みの差のようです。より普段使いなどではZE2000でもよいと思います。

また色や本体の質感が違うのでここも好みになるかと。